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【2024年6月改定】保険で白い歯に!奥歯に白い歯を!CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の適応条件を詳しく解説

【2024年6月改定】保険で白い歯に!奥歯に白い歯を!CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の適応条件を詳しく解説

銀歯が目立つとお悩みの方、奥歯も白い被せ物にしたいとお考えの方へ朗報です。
2024年6月の診療報酬改定により、CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の適応範囲が拡大され、条件を満たせば第二大臼歯まで保険で白い被せ物を入れられるようになりました。
この記事では、患者様にわかりやすく適応条件を解説します。

目次

  • CAD/CAM冠とは? 保険で白い歯が入れられる時代に
  • CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の特徴
  • どの歯に使える? 適応条件を詳しく解説
  • 前歯・小臼歯への適応条件
  • 大臼歯(奥歯)への適応条件
  • 2024年6月の改定で何が変わった?
  • まとめ:あなたの歯は白い被せ物にできる?

CAD/CAM冠とは? 保険で白い歯が入れられる時代に

 「銀歯が目立つのが気になる」「笑ったときに見える金属の詰め物をなんとかしたい」そんなお悩みをお持ちの方へ。CAD/CAM冠は、コンピューターで設計・製作する白い被せ物で、保険診療で使用できる治療法です。
 2014年に小臼歯への適用から始まったCAD/CAM冠は、診療報酬改定のたびに適用範囲が拡大し、現在ではほぼすべての歯に使えるようになりました。特に2024年6月の改定では、CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の適応範囲が大きく広がり、より多くの患者様が保険で白い歯を選べるようになっています。

CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の特徴

 CAD/CAM冠には使用する部位によって異なる材料が定められており、材料(Ⅲ)は主に大臼歯用として開発されたハイブリッドレジン製の材料です。
 この材料の最大の特徴は、複数のカラーバリエーションがあることです。メーカーによって3色から5色程度の色調が用意されており、患者様の天然歯の色に近い自然な仕上がりを実現できます。

どの歯に使える? 適応条件を詳しく解説

 CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の適応条件は、歯の位置によって大きく異なります。保険診療では、各材料ごとに使用できる部位が厳密に定められており、他の部位への流用はできません。
 材料(Ⅲ)は第一大臼歯・第二大臼歯に使用する場合に算定できる材料で、前歯や小臼歯には使用できません。ただし、2024年6月の改定により適応範囲が拡大され、条件を満たせば、より多くのケースで使用可能になっています。

前歯・小臼歯への適応条件

 前歯(中切歯・側切歯・犬歯)と小臼歯(第一小臼歯・第二小臼歯)については、CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)は使用しません。これらの部位には、それぞれ専用の材料(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)が用意されており、特別な条件なしで保険適用を受けることができます。
 小臼歯用と前歯用の材料も、それぞれ4〜5色のカラーバリエーションがあり、自然な見た目の被せ物を作ることができます。

大臼歯(奥歯)への適応条件

 CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)を大臼歯に使用する場合は、噛み合わせの状態に関する細かい条件があります。これは、奥歯には強い噛む力がかかるため、被せ物が割れたり欠けたりするリスクを避けるためです。

・必須条件
 まず、被せ物を入れる歯の反対側(右に入れるなら左側、左に入れるなら右側)に、大臼歯で上下がしっかり噛み合っている部分があることが絶対条件です。これは固定性ブリッジで噛み合っている場合も含まれます。

・追加条件(どちらか一方を満たせばOK)
上記の必須条件に加えて、以下の1または2のいずれかを満たす必要があります。

1 同じ側にも奥歯がある場合
 被せ物を入れる歯と同じ側(右なら右、左なら左)にも、大臼歯で上下が噛み合っている部分があり、被せ物に過度な力がかかりすぎない状態であることが条件です。

2 同じ側に奥歯がない場合
 被せ物を入れる歯と同じ側に大臼歯での噛み合わせがなく、かつ被せ物と噛み合う相手の歯が抜けているか入れ歯になっていて、被せ物を入れる歯より手前の歯まではすべて上下で噛み合っている状態であることが条件です。

専門用語ではありますが、図にすると下記の通りです。

2024年6月の改定で何が変わった?

 2024年6月の診療報酬改定により、CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の適応範囲が大きく拡大しました。改定前は金属アレルギーを有する患者様を除き第一大臼歯までが適応範囲でしたが、条件付きで第二大臼歯まで拡大されています。
 これにより、一番奥の歯(第二大臼歯・7番目の歯)についても、上記の条件を満たせば保険で白い被せ物を入れることができるようになりました。「奥歯だから銀歯しか選択肢がない」という時代は終わりつつあります。

まとめ:あなたの歯は白い被せ物にできる?

 CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)は、2024年6月の改定により適応範囲が拡大し、条件を満たせば第二大臼歯まで保険で白い被せ物を入れられるようになりました。特に審美性を重視される方にとって、カラーバリエーションがある材料(Ⅲ)は魅力的な選択肢です。
 ただし、適応条件は噛み合わせの状態によって細かく定められているため、すべてのケースで使用できるわけではありません。「自分の歯は白い被せ物にできるのかな?」気になる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。お口の中を拝見して、保険適用の可否や最適な治療方法をご提案させていただきます。

銀歯から白い歯へ、美しい笑顔を取り戻しましょう!

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院長 / 歯科医師 笹原 智希の写真

執筆者 ささはら歯科クリニック 院長 / 歯科医師 笹原 智希

小林で歯科医院を開業し、むし歯や歯周病の治療をはじめホワイトニング、インプラントまで幅広く対応。日々の診療経験をもとに正しい歯科知識や予防の大切さを発信しています。

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